「MTP研修」の意味
一般的な社会人に必要である技能を身に付けるための研修は多くが存在していますが、中でもプロジェクトなどの中心人物となりうるリーダーを育成するための研修として、MTP研修と呼ばれるものが挙げられます。 この研修は古くから日本の産業界の中でも代表的なものとして存在してきており、現在でも年間1万人程度が受講する人気の研修となっているのです。 MTP研修のカリキュラムは実に6部17会という充実したもので構成されており、全ての項目を完全に実施した場合の研修時間はおよそ32時間とされております。これらのカリキュラムは17の会合全てが深く相互に関係しているため、全ての会合を連続して実施するケースが一般的でありますが、組織の中で緊急に指導者が必要になった場合などは短縮して行われるケースがあります。 カリキュラムの実際の構成は、1部では管理の基本的な考え方や、人間行動への関係などについて、2部では変革を起こすために問題解決などの基本について、3部では管理のプロセスとして計画や指令などについて学びます。後半の4部では部下の育成を行うために、育成自体がどのようなものなのかという考え方について、5部では信頼関係を形成し、人間同士の問題を解消するためのコミュニケーションなどについて、6部ではリーダーシップそのものを通して管理の実現方法について学びます。 これらの研修を全て完了させた場合は、監督者として必要な技能が身に付き、リーダーシップを取ることのできる社員を育成することができるのです。現在の日本では、少子高齢化と人口の縮小傾向が起こっており、消費や金融市場では急激なグローバル化が起きるなど、人々の働き方に大きな転換が起こっているのです。そのために、若い社員が働くことに対して積極的な姿勢を取ることができるようになるため、リーダーシップの取れる人物を育成することのメリットは非常に大きいものといえます。 このように、MTP研修を行うことによって、さまざまなメリットが得られるのです。