用語辞典

「ヒューマン・スキル」の意味

ヒューマン・スキルというのは文字通りだと人間として必要なスキルということになりますが、一般には仕事の場面において特に必要なスキルとして捉えられています。 ひとくちにヒューマン・スキルといっても様々な立場によって必要な度合いは変わってきます。ここではごくごく基本的なスキルとして「みる」「きく」「はなす」という3つの観点からみてみましょう。 一つ目は「みる」です。仕事においての「みる」は単に「見る」だけではなく「知る」「調べる」につながります。ということは仕事に必要なことを身につけることができる、調査することができるスキル、それが「みる」スキルといえるでしょう。 二つ目は「きく」です。これは「理解する」や「質問する」につながります。仕事をスムーズに進めるために、相手の言っていることを正しく理解する、理解を深めるために相手に質問する、それが「きく」スキルです。 そして三つ目が「はなす」です。これはこちらの意図を相手に理解してもらうことだけではなく、相手のことを自分は理解していますということを伝える、ということも含まれます。自分の思いも相手の思いも「はなす」スキルで伝えることができるのです。 こうした「みる」「きく」「はなす」はヒューマン・スキルに欠かせないものと言えます。どれかひとつが欠けても仕事はうまく進みません。バランス良く身につけることが必要です。 バランス良く身につけるためには、この3つの根底にある人と人との関係性をつくっていく、という点に注目しましょう。仕事は職場の中でも外でも人との関わりは欠かせません。ですからどうすれば人と人との関係性を作っていけるのかという視点から先ほどの「みる」「きく」「はなす」を考え、関係性をよりよくするためにこれらのスキルを使っていこうとすることで、バランス良く身につけることにつながります。 これらのヒューマン・スキルは一朝一夕に身につくものではありませんから、常に学ぶ姿勢でスキルアップを図っていきましょう。