用語辞典

研修用語の意味「フィッシュボール」

メンバーの相互理解を深めるグループワークにフィッシュボールがあります。 これはメンバーを2のグループに分けます。片方のグループが討議をし、もう一方のグループはその様子を観察します。その後観察した結果を討議をしたグループメンバーに対しフィードバックします。 このフィードバックは討議の内容ではなく、グループ内でどのような規範が作られ話が展開していったか、討議の際のメンバーの態度や発言の傾向が他のメンバーにどういう影響を与えたのか、といったメンバーの行動について行います。 片方が終われば交代します。今度はもう一方のグループが討議をしてその様子を先ほどフィードバックを受けたグループが観察し、結果をフィードバックし返します。 互いのフィードバックについては批判、反論をするのではなく、指摘されたことは素直に受け止めるようにします。 この討議をする時は内側に討論するグループ、外側に観察するグループが輪になって2つの円を形成します。この時グループを外から観察する様子が金魚鉢(フィッシュボール)を外から眺めているようであることからこの名前がつきました。 このフィッシュボールを実施することでメンバー間の特徴を知り、フィードバックされることで自らの傾向に気づくことにつながり、メンバー間の相互理解につながります。また、相手の様子を観察する目を養うこともできますし、観察したことをどのように伝えればよいのかという発言する力を養うことにもつながります。 注意点としてはフィードバックはポジティブなものであることです。仮にマイナス点を指摘することになったとしても、それを指摘することが相手にとってプラスになるように伝えることが求められます。マイナス点をネガティブな形で伝えてしまっては単に相手の悪いところを見つける批判合戦になってしまって相互理解を妨げてしまうという逆効果になってしまいますから、互いに尊重し認め合う姿勢が求められます。