用語辞典

「ディスカッション」の意味

ディスカッションとは、ある公的な主題についてそれぞれ異なる立場に分かれて議論することを言います。また、討論会といったりもします。参加者が意見や情報の交換をしたり、問題を解決したりする協力型の議論会の形態です。そのため、会社の会議やグループのミーティングや英会話教室などでよく行われています。ディスカッションを行うことで、自分の意見をうまくまとめ人に伝える能力、または説明する能力が身に着くからです。しかし、ディスカッションとして円滑に進めるには参加者全員が基本的な進め方を知っている必要があります。 「参加者の役割を決める」ことです。司会や議長と呼ばれる人をおいて、その人の議事進行に従って意見交換を進めていきます。司会や議長になった場合、また参加者である場合でも以下の点に注意して参加したいところです。
■司会・議長
1.議論を明確にすることです
2.場面に応じた適切な質問をすることです(司会の適切な質問は議論を活性化します。自分の意見がまとめられない人には簡単な質問をすることで議論に参加してもらえます。)
3.参加者に平等に発言の機会を与えることです(同じ人ばかりが意見を言ってしまい、意見が偏ることを防いで、均等に参加者全員の意見を聞くのが重要です。)
参加者
1.発言の種類を意識することです
2.現在の論点はなんなのか常に意識することです(発言する場合自分の意見が賛成意見、反対意見、情報提供、質問のどれなのかを意識すると自分の意見が整理できるので発言しやすくなります。)
3.発言は相手の人格に対してでなく、意見に対して行うことです(議論に感情を持ち込む人がいますが、本来議論に感情を持ち込むべきではありません。どの発言もお互いの意見に向けられたものであるという自覚を持つことが大切です。)4.意見が分かれる時は「どちらの意見にも一理ある」との自覚を持つことです
もっとも重要なのは、「論点を明確にすること」です。これができないと話がまとまらずに討論会ではなく雑談になってしまいます。また、司会の役割は、非常に重要で同じ議論について話しても面白さがまったく変わってきます。