実際に受講された方より、体験談をお寄せいただきました。
気付く事から始める...リスクマネジメント研修を受講
広告代理店に総合職として勤務の男性 28歳 G.Tさん
専門学校卒業と同時に就職した広告代理店にて、勤続8年でようやくシステム開発部門の管理職に昇進したのは良かったのですが、昇進と同時に会社自体の業績予想が下方修正され、全く余裕のない日々を送っています。 上半期と下半期の業績の差は、数字で言えばわずかなものでした。しかし、かろうじて黒字ラインに乗っているとはいえ、そのまま減衰方向に進めば企業そのものが赤字になるのは必至です。 各部門に与えられた至上命題は、効率を上げること、無駄を排除すること、残業をなるべくしないこと。 OA用品の見直しや節電などはどこの企業でも取り組んでいるはずです。当然の努力ではありますが、社員一人一人の仕事量を考えると、残業禁止措置は無理のある縛りでした。社内にピリピリした空気が流れるのも当然と言えるでしょう。
管理職とは言っても、私はなり立ての管理職で、最終的な決定権などはないのが実情です。それでも管理職は管理職。責任を持って自ら動いていたつもりですが、開発部門の担う役割はひたすら効率的なシステム構築であって、それ以上でも以下でもありません。 現状打破のための努力という事であれば、誰か上の人が何かを言いだすだろう。心のどこかでそう思っていたのです。その甘えに気付いたきっかけは、管理職向けに開催されたリスクマネジメント研修でした。
職場のリスクマネジメントは主に上司の役割です。 私の所属する広告代理店もその例にもれず、鶴の一声が絶大な力を発揮します。 その構造に抱いていた危機感が、このリスクマネジメント研修で浮き彫りになりました。 社長や部長だって、身ひとつの人間です。動けない時だってあるでしょう。だからこそ改革が間に合わず、現在の危機を迎えているのですから、そのままで良いわけがありません。
研修講師の語り口は軽妙で、しかし、決定的に私の痛い部分をえぐり出しました。 管理職になって戸惑っていた私は、いまだに自分が管理能力を発揮している実感などなく、ましてや会社の危機管理になど全く貢献していなかったのです。思えば、何気なくやり過ごしてしまっていた日々の仕事の中にだって、事業改善のヒントはきっと隠れていたのでしょう。 会社の危機を招いた責任は、まちがいなく私にもある。ロールプレイングに参加しながら、そう気付きました。 私には大きな決断を下す権限はありませんが、何が出来るのか、今何をするべきなのかをこの研修を通して見つけられたように思います。
これまで、システム開発部門がどれだけ可能性のあるシステムを構築しても、社内の人間がその機能を100%活用する事はまずありませんでした。 これは私達開発者の責任でもありますが、社員全員の意識の低さも大きく影響しているはずです。 まずは社長から末端まで全員の認識を引き上げて、多大なコストをかけてまで構築してきた社内システムを100%活用させる事。それによって無駄を省く事。これが、今私に出来る改革なのだと考えています。
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