実際に受講された方より、体験談をお寄せいただきました。
教育者にも求められるマーケティング思考
塾講師として勤務の女性 27歳 Y.Sさん
塾の講師になって2年が経ちました。以前は公立校で3年間勤務していましたから、教育者としての経験は5年間になります。 公立校から塾へ移った時、最初に担当したのが今のクラスで、やがて彼らの卒業時期を迎えた時にはどのような心境になるのか、また、彼らを無事に希望の進路に導けるのか、考えると、自分の双肩にかかる責任の重さがのしかかってくるようです。
本格的な進路相談の季節に入って、自分としても迷う事が多く、先輩講師に相談する機会が増えました。そうしたコミュニケーションが増えると、いくら経験豊富な先達であっても常に迷いはあるのだと悟らざるを得ません。 私が特に困ったのは、生徒と親の意見が対立した時です。 特に教育熱心な親と子の間で意見の対立が起こりがちで、間に挟まれてしまえば講師に出る幕は本来ないでしょう。中立を貫くしかないのに意見を求められては途方に暮れていました。研修を受ける事になったのは、そんなある日のことでした。
私には普通の会社員経験がなく、ですので一般企業では常識とも言えるマーケティングについて学んだ経験は皆無です。 始めて耳にしたSWOT分析というマーケティングの手法を学ぶうちに、これまでとは全く異なる思考回路が生まれてきました。強み、弱み、機会、脅威という分類の仕方は、事業改革の基本とのことでしたが、これは必ずしも主体が企業である必要はなく、個人に対しても十分通用する手法だと思います。 もちろん、それだからこそこの研修が行われたのでしょう。 座学とロールプレイングを行ったこの研修の後、自分でもマーケティングについて勉強してみました。そして、マーケティングの理論に従って生徒の問題点を分析してみると、どうしてこれまで分からなかったのだろうと思うくらい明確にそれぞれの可能性が見えるようになったのです。 商品を販売する職業ではないので無縁だと思い込んでいましたが、マーケティングはあらゆる職業に共通して有効な研修だと思います。
未だに理論で埋められない問題が発生したりして、迷う日も少なくありません。 それでも生徒たちには不安な顔を見せないのが、きっと私達の最大の職務なのでしょう。もっと幅広い知識を学んで、世界を見通す目を持って、生徒たちの頼れる講師になりたいというのが、今の目標です。 これからは、私の立場からも積極的に研修の企画を上げて行けたらいいなと考えています。
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