実際に受講された方より、体験談をお寄せいただきました。
業務改善研修で気づいた現場の連携不足...公務員向け研修として受講
役所勤務の男性 26歳 J.Tさん
役場で働いています。 いわゆる公務員ですが、正直なところ転職を考えていました。 というのも、公務員の宿命とはいえ日々の仕事に成果が見えず、同じことを繰り返しているだけなのではないかという気がしたからです。 何一つ新たな挑戦ができない、非効率な規則で隅から隅まで制限されたデスクワーク。
どんなに仕事の効率を上げた所で給料に反映されるでもなく、むしろ私が負担する仕事量が増えるばかり。 私の能力を活かせる仕事が、経験していないだけで他にあるのではないか。 実力を発揮し、もっと人に喜ばれる業界にこそ私の居場所があるのではないか。 そう思って、実際に転職セミナーなどにも顔を出してみたりしました。 研修セレクトの公務員向け業務改善研修を受けたのは、そんな時期のことだったのです。
私は公務員の中でも行政職と言って、地域住民のための事務を執り行う部署にいます。 業務改善研修で何が変わるものかと最初は思っていましたが、業務改善計画を研修内容に沿って考えるうち、ある事に気が付きました。 私達公務員は、まず公務員になるために基本的な能力があるかどうかを公務員試験で証明しています。つまり、私達にはすでに公務員としての業務を規則に従ってこなせるという事で、効率的な仕組みだって、理論的に考えればいくらでも考えられるはずなのです。実際、研修内容に沿って提示された改善計画は、殆どの人員の納得できるものでした。 しかし、何か違和感があったのです。 効率ばかりを重視したその計画に欠けている物を考えた時、私はようやく「書類の向こうの人々」を思い出しました。
ただ、事務手続きだけの効率化を図ってもきっとうまくいかないでしょう。 なぜなら、我々の仕事は市民の要望に沿って行うものだからです。 職場の内側だけを見れば切り捨てられるような「無駄」でも、窓口対応の面から見れば必要な間である事も少なくありません。
実際的な業務改善計画は、結局その研修時間内には終わりませんでした。しかしその分、職場でのやり取りが増え、意見交換が盛んに行なわれるようになったのです。
すると、それまで見えなかった同僚の意外な顔が見えてきたり、新しい意見に驚いたり、ただ仕事が遅いと思っていた人物が思いがけないほど幅広い知識を持っていたりと、興味深い発見が増え、なんだかまるで以前とは別の職場のようです。
本当に私たちに不足していたのは、各人の連携だったのだろうと今では思います。
業務の具体的な手順を再構築しようと言う取り組みが、このように他の効果までもたらす事が驚きであると共に、私がまだまだこの仕事について認識が不足している事を改めて知りました。
私にはここでまだまだやることがある。学ばなければならないことがある。
そう思えた事が、業務改善研修で得た最大の成果かも知れません。
貴社のご希望する講師はお任せ下さい。
研修セレクトでは、内定者、一般社員、販売、管理職など、各種業務にあたる人材に向けた講師をご紹介しています。今回は公務員向けの業務改善研修を受講した方の体験談をご紹介していますので、ぜひ参考になさって下さい。
貴社でご希望の講師は、ぜひお任せください。お問い合わせよりご連絡ください。